昆布を採取し、出荷するまでの主な流れとしては以下の通りとなります。
①乾燥 地区によって、干場を利用して天日で乾かすところと、機械によって乾燥をさせるところがあります。
②保管 乾燥させた昆布をある程度のまとまりにして軽く紐でまとめ、ビニールシートで覆われた場所に一旦保管します。
③結束 軽く紐でまとめておいたものを決められた長さに切断していき、バンドというビニール製の紐で、決められた重さで一塊になるように結束をしていきます。
なおバンドは等級ごとに色が異なっています。
また長さや等級などは地区ごとに基準があるため、その地区に合わせて結束作業をしていきます。
ここからは、昆布の製造方法に関する業界用語をご紹介いたします。
昆布を採取するには漁業権が必要で、それがないと昆布漁をすることができません。
ただ根室地区にある貝殻島に関しては、現在はロシアの海域となっています。 そのため漁をするためには、ロシア側に入漁料という、漁業権を持たない者が操業を認めてもらう代償として徴収される利用料を事前に支払う必要があります。
採取した昆布を天日で乾燥させる際に使用する場所になります。 昆布は乾燥すると縮んでいくため、縮んだ際に石を巻き込まないよう、割栗石という1粒が大きい石を敷き詰めているところが多いです。
また干場1つの広さはかなり広いため、何個もの干場が連なっているところの景色は圧巻です。
干場である程度乾燥した昆布を引っ張り、重なった昆布の付着防止と乾燥を促す作業のことです。
干場にはかなりの数の昆布を広げるので、これを行うことによって乾燥作業を効率良く行うことができます。
湿気を帯びて柔らかくなった昆布を再度天日で乾燥させることです。
何度も天日干しをすることで昆布の旨味がより一層出てくると考えられているため、敢えて何度も日入れをしている地区もあります。
昆布を乾燥させたあと、結束作業を行うまでに一定期間寝かせることを庵蒸といいます。 多くの漁師さんは、室内に設置したビニールシートで覆った小屋の中(冷暗所)に寝かせています。
これを行うことで、乾燥度合いの均一化を図っています。
昆布を乾燥した後、一定の長さに切ったもののことを長切昆布と呼びます。
昆布を乾燥した後、伸展(真っすぐ伸ばすこと)しないまま一定の長さに切って長さを揃えた昆布のことを棒昆布といいます。
伸展しないため、昆布に巻き付いている異物(小石や小さな貝殻等)が混ざっている可能性があります。 そのため、棒昆布を工場で加工して使用する場合、選別作業の手間が取られることとなります。
昆布を伸展して乾燥した後、葉元を切り除いて一定の長さに折りたたんだ昆布のことを折昆布といいます。
結束は4kg,5kg,8kg,10kg,15kgの単位で結束をしていきます。
昆布を伸展して乾燥し、葉元が三日月形になるようにハサミで切っていき、端の部分を切り除いて十分に葉を伸ばし、折りたたんで仕上げた昆布を元揃昆布といいます。
道南地区の元揃昆布は8kg、羅臼地区の元揃昆布は15kgで一束の単位となります。
昆布を伸展して乾燥し、適宜の長さに切ったものを切葉昆布といいます。
乾燥した昆布で、根元(茎を含む)の部分を切ったものを頭昆布といいます。
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